一年で一番長い日・・・

この日は昼間、家の大掃除を手伝いある程度片付き一服しているところに例の彼女からTEL。別れた後もダラダラと会っていて、そのことに対してそろそろハッキリさせようと思っていた彼女である。

二日前の「決断を迫る」その答えの電話だと悟り深呼吸して電話にでる。

しかし、答えではなく今から会おうとのことで慌てて横浜へと行く


電車の中でいろいろなことを考えていた。

会って全てが上手くいくんじゃないとか

最後の晩餐になるんじゃないとか

いずれにせよ、望みがある限り戦い続けてきた結果がでる瞬間ということだけは分かっていた。

会ってからしばらく普通にブラブラして6時ごろレストランに入る

この時点でもどちらの答えなのか不明だった。「仲良く過ごせるからYES？」「最後だからそんなに笑顔なのか？」

頭の中ではどちらの答えが来ても受け止められるような覚悟をしていた。



答えは、ひょんな一言だった。



「ダメ」



・・・・・・・しばらくこれまでのことを二人で話したが、会える時は二人ともまったく問題がない。しかし彼女は会えない時間、離れ離れな現状が辛いとのこと。結局半年前に生じた問題の結論をここまで先延ばししてやっと決着がついた感じ。

この半年間、その『辛い』という溝をなんとかして埋めてみようとがんばってみたが、結局のところ精神的なもののケアではなく物理的な距離の問題だと悟り、それを解決すべく案は今のところないので、詰んだ。チェックメイト。

悲しいとか、後悔とかは無いと言うと嘘になるが、そこまで溢れ出なかった。むしろ「これでいいんだ」と自分に言い聞かすことでいっぱいだったんだと思う。

お互いのことが嫌いになったわけではない。ただ、続けるのは無理だ、というのが事実。現実思いだけではどうしようもない壁がたくさんあるというが今日その一つを垣間見ることができた。あまりうれしくはない。

来年は互いにいい年になるように願い、さよならをした。







普通ならここで日記も、この日の出来事も終わるのだが、タイトルどおり今日はここからだった。

別れた10分後には大学時代の仲間たちと合流、今日は大忘年会の日である。幹事である自分が暗い顔して個人的事情でそういった会を台無しにしては意味がないので（たまに空気が読めずぶっこわす輩もいるみたいだが）、とにかく盛り上がるようにと願いながら飲んだ。

飲んだ。

飲んだ。

・・・結局、別れた事実を肴にして字のごとく「忘年会」を満喫した。個人的には毎年やっていた忘年会の中で一番楽しかった。それぞれが4年間いろいろな成功や失敗がありそれを確認できる場であったことに感謝したい。

悩んだり凹んだり試行錯誤しながらみんな頑張ってるんだと素直に思えた。それがなによりも救いになった。

今日という日にこういうことが起きて、そしていろいろなことを考えられたことは偶然ではなくてなるべくしてなったんだと思った。


もちろんこの日は朝まで飲んでいた。久しぶりのオールは相当きつかったが楽しかった。本当に長い一日だった。

あと一日で今年が終わる。


忘年会で「今年一年を一文字で表すと？」というテーマになり、最初に思いついたのが「災」。他の仲間は「沈」「突」などいろいろな字が挙がった。しかし「災」は去年のニュースからの引用だ。

本当にこの一年、俺を表す字は・・・・

たぶん「変」ではないだろうか。

環境が変わり、仕事を辞め、家庭の事情も変わり、何より自分自身の変化が大きかった。

やはり「変」だなと思う。




そうすると来年は「化」となると・・・・



お後がよろしいようで(*^_^*)。