祝儀貧乏

この日は結婚式に出席。会社で働いていた頃の同期が結婚。しかもちょっとだけ付き合っていた元カノだ。

思えば一緒に仕事していた時期なんて3ヶ月程度。他の同期も1年以内にほとんど違う道に歩き出したり、他部署へ移行したりとそんな感じだった。

けど、3年以上月日が経った今でも僕たちは素晴らしい仲間である、と言い切れる自信がある。それを今日再確認した。

毎日会わなくても、連絡取り合わなくても、互いにみなそれぞれを気づかえる仲間。なんて素晴らしいんだろう。

久しぶりに会ったのに久しぶりな気がしない、まだ出会ってそこまで月日が経ってないのに昔からの親友に思える。

こんな話は飲む度に出てくる。いつもそうなのである。

そんな最強の同期仲間からついに結婚第一号ということで全員集合した。披露宴では打ち合わせ時間がなかったせいか唄を贈ることしかできなかったがみんなのハートは伝わったと思う。すごく良い結婚式だった。

でも、よくいう『自分も結婚したいな〜』なんていう感想は出てこなかった。根性が捩れてる自分は、『高そうだな・・・。疲れそうだな』ということばかり考えてしまった。万が一、結婚したとしても身内だけ呼んで細々やるのがいいなぁなんて思えたぐらいだった。なぜならお世話になった人があまりにも多すぎて招待しきれないからだ。でもそれはすごく幸せなことなんだけどね。

また来月、この同期仲間の一人が結婚式をやる。しかもクリスマス。もう確定している忘年会などの出費を考えると来月も明らかにマイナス。服買うとか、原付買うとかそんな小さな目標は遠い空の向こうに消えていった・・・。

でも仲間に会える機会がだんだん、こういう場になってきたのは紛れもない事実。来年もありえる。そして最後まで取り残されそうな俺・・・。どうする、俺？