上海を語る

日本に帰ってきたのは27日。そして3月1，2日とゼミの最後の合宿。富士五湖とかいう湖の近くの宿まで車を走らせる。

車を運転中ふと思った。「なんと交通ルールが守られていることか・・・」上海、中国では交通ルールなんてなかった。好きなときに歩道を渡り、邪魔なら車からパッシングしてくる。おかげで俺はパッシングばかりされた。そして乗っていたタクシーも見事トラックと衝突し、その場で動かなくなった。一歩間違えれば交通事故として日本で俺の写真が出たかもしれない。「日本人大学生　中国で事故死」なんて具合に。まあ、後部座席に乗ってからダメージはないし、いい経験をしたもんだ。

そのせいか日本での譲り合いや、わびさびという風情が合わない。タラタラしてるし、むかつく。高速道路でオービスの前だけブレーキ踏むのもむかつくし、全く機能しないETCもむかつく。あっちじゃ体調良さげだったのに、今日日本で風邪ひいて下痢してフラフラしている。
昨日も運転中に一緒に乗ってたやつらから何度も「死ぬ」「安全運転しろ」「ここは日本だ」なんて言われた。あほか、全然安全運転だって。気がついたら160キロでてたけどね。サニーで160キロは自殺行為だったのか？エンジンが悲鳴を上げていたような気もするよ。

とにかくこの一月は忙しかった。スキー合宿、上海旅行、ゼミ合宿とほとんど家にいないで旅行ばかりしていた。おかげでお金は全くない。でもいいんだ。こういうお金の使い方こそ価値ある消費だと思っている。素晴らしい自己投資である。ある意味「事故投資」だけど。

物を買って生活が潤うこともまた魅力だが、飽きっぽい俺からすれば価値はすぐ下がる。ガイドブックすら買うのがもったいなくて図書館で借りたし。
なんかお金の価値観がすごく変わったような気がする。社会人になる矢先に逸脱者になったようでもある。まあいいか。上手くやっていこう。Take it easyて言うんだっけ？語学は難しいよ